スプーンひとさじのしあわせ

京都府宇治市在住。2021年にうつ病を患いましたが、なんとか生きています。思ったことをありのまま、マイペースにゆるっと綴ってます。

日帰り一人旅@名古屋。①

この前の土曜日、名古屋に日帰り旅行してきた。

理由は、“旅行”の練習”と“新幹線の練習”をしたかったからである。

 

一人旅も含め、旅行は何度もしたことがあるし、新幹線だって何度も乗ったことがある。

けれど、大きめの旅行や新幹線は、2年前の博多大分以来経験がない。

そもそもこの1年半くらいは、うつ病の影響で、遠出はおろか電車やバスにすら乗れなかった。

 

しかし、ここ2ヶ月くらいで、ようやく体調が安定し始め、短い距離であれば電車やバスにもほんの少しずつ乗れるようになってきたので、

「ここで一度、新幹線に乗れるかどうか挑戦してみよう」

と思った。

ちょうど近いうちにディズニーにも行きたいと思っていたので、その予行練習というか、肩慣らし的な意味も兼ねることにしたのである。

 

名古屋を選んだのは、京都から比較的すぐ行ける距離だったのと、名古屋で一番有名な神社である「熱田神宮」に一度行ってみたかったからである。

 

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そんなわけで、博多大分旅行以来約2年ぶりに新幹線(東京行きは3年ぶり)に乗ったわけだけど、正直、乗るまではすごく不安だった。

あまりにも不安すぎて、朝起きてからずっとお腹の調子が悪かった(笑)

でも、新幹線のホームに行ってからは全然平気だった。

今以上に活発にディズニーオタクをしていた頃(2019年まで)は、毎年4〜5回ほど新幹線に乗ってディズニーへ行っていたので、新幹線乗り場は圧倒的な“ホーム感”があってすごくワクワクした。

おかげですごく気分良く新幹線に乗ることができたし、京都から名古屋までは30分ほどだからあっという間に着いた。

 

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実は初上陸だった。

 

名古屋から熱田神宮の最寄駅までは、JRで10分弱で行けた。

そこから5分くらい歩いて熱田神宮へ向かった。

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なんとなく、3年前に訪れた明治神宮に雰囲気が似ている気がした。

 

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木々が生い茂る参道。

 

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ご本殿。人が多すぎてモザイクをかけたら、なんだかよくわからん写真に(笑)

 

正直に言うと、わたしはあまりこの神社に“パワースポット感”を感じなかった。

そして、神様の気配もほとんど感じることができなかった。

 

境内はそこそこ広いし、有名な神社だし、厳かで神聖な雰囲気もあるし、「なんとなくすごい神社なんだろうなぁ」みたいな空気感はたしかにあった。

でも、わたしが普段からよく行く上賀茂神社とか、伏見稲荷とか、八坂神社とか、そういう「正真正銘のパワースポット!」という神社と比べると、なんとなく今ひとつな印象を受けた。

 

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これは後から知ったことだけど、どうやらこの神社は「日本最古の神社」とも言えるくらい、古くからある神社らしい。

そのため、良く悪くも人びとの念や思いがたくさん蓄積されていて、わたしたちには想像もつかないくらい、はるか昔の人の

「何としてでも“剣”を守らなければ」

みたいな思いも、わりと強く残っている場所らしい。

 

で、そういう思いや念が一種の“バリア”みたいになって、神様の姿をも見えなくさせてたり、神社の雰囲気を感じ取りにくくしてしまっているのだと、霊能者の桜井識子さんの本*1に書いてあった。

 

だから、いつもよりもパワーを感じられなかったり、神様の気配を感じられなかったりしたのだろうけれど、そう考えると、わたしって自分が思っているよりも霊能力があるのかもしれない。笑

 

 

また、こちらの神社の御祭神は、形式上は「熱田大神」となっているのだけれど、

先ほどの桜井識子さんの本によると、この神社にいるのは「ヤマトタケル」という日本の英雄神らしい。

さらに、熱田大神三種の神器のひとつの「草薙神剣に関連していることが影響しているのか、

境内には、見えない世界の“剣”が数多く存在しているらしい。

 

そう言われれば、境内を歩いているときに、やたらと

「がっちり!」「きっちり!」「清く正しく!」

「スパスパ!」「シャキシャキ!」「テキパキ!」

 

みたいな、すごくさっぱりした印象を強く感じた。

それこそ剣を使っていらないものをバサバサと切るような、そんなイメージである。

 

そのときわたしは、ここにいらっしゃる神様自身もそういう性格のお人なのだろうなあ、と思った。

優しい人なのは間違いないのだけれど、

「人間が悩んでいる時は、優しい言葉を言って励まそう」

みたいなタイプの人というよりは、

「多少厳しくてもその人のためになることを言うべきだ」

みたいなタイプの人だと思う。

 

しかし京都の神社は

「穏やかでふわふわした雰囲気のはんなりとした神様」

が多いので、

それに慣れているわたしには、ここの神様の雰囲気は正直あまりフィットしなかった。

 

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そのため、おみくじもわりと辛辣な感じでショックだった。

 

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そんなわけなので、正直「また来たい!」とはあんまり思わなくて、ずっと参拝を楽しみにしていただけに、モヤモヤが残ってちょっとショックだった。

「人びとの念や思いのせいで神社の雰囲気が感じられない」とかいうことを知れたのは帰宅後だった*2ので、「なんかイマイチな神社やな」と思っていた。

 

けれど、帰宅してからすごく心身が軽やかで

「無駄な雑念や考えがさっぱり削ぎ落とされた感」

がすごく強いので、

もしかしたら、見えない世界の“剣”の効果があったのかもしれない。

そう考えると、この神社はなかなかのパワスポなのだと思う。

 

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お昼ごはんは、境内にある「宮きしめん」というきしめん屋さんで食べた。

家に帰ってから気がついたけど、器の向きを逆にして写真を撮っていたみたい。😭笑

(かまぼこの「宮」の文字と海老天が逆向き……笑)

 

昔からこういうところが本当にどんくさいので嫌である。

ちなみに、味は可もなく不可もなしだった。

 

※次回に続きます。

*1:『ごほうび参拝』という本。

*2:それを参拝前に知れていたら、また違った印象だったと思う。