スプーンひとさじのしあわせ

京都府宇治市在住。2021年にうつ病を患いましたが、なんとか生きています。思ったことをありのまま、マイペースにゆるっと綴ってます。

オンライン授業、ざっくりした感想と本音。

緊急事態宣言が全国的に解除された。このまま騒動が落ち着いてくれることを切に願う。

さて、GW明けから本格的に大学のオンライン授業が始まった。おかげで自分の時間がほとんどなくなってつらい。わたしの楽しい楽しい自由時間を返してほしい。まあ、アホみたいに無理やり授業詰め込んだわたしが悪いのだけど、、、(笑)

今日はzoomやGooglemeetを用いてのオンライン越し対面授業について、個人的な感想をざっくりとまとめてみようと思う。
 
ふつうに楽しい

自粛生活が始まった当初は、手術入院の不安も相まっていろんな人とLINEや電話をしていたけど、最近はもうすっかり自分の世界に入り込んで自粛生活を満喫し、むしろいつも以上に人とやりとりをしなくなっているので(笑)こうして週に何度か人とやりとりする機会を必然的に持てるのは非常にありがたい。それに、意外と画面越しでもふつうにやりとりができるので、慣れてくるとけっこう楽しい。

幸い、今オンライン授業でお世話になっている先生とは全員、学部時代から面識がある。しかもその中には学部時代のゼミの先生と、わたしが院に進学するきっかけを与えてくださった大好きな先生方もいらっしゃる。だから、そういった先生方の授業を大学で受けられないのはものすごく残念なのだけど、逆によく知る先生方の授業ばかりだからこそ、いまのわたしはそれなりにオンライン授業を楽しめているのかもしれないな〜とも思う。なので変な話、わたしはほかの院生に比べてどの授業も圧倒的な“ホーム感”がある。つよい。
 
“オンとオフ”の切り替えの早さがすごい
リビングでボーッとして、「んーーーねむーーー授業めんどくさーーー」とか言いながらヘラヘラしていたとしても(笑)自分の部屋に行ってパソコンを起動させ、zoomやmeetを立ち上げ、ちょちょっとビジュアルを整えれば一瞬で授業に参加できる。そして授業が終わってパソコンをシャットダウンさせると、これまた一瞬で自分の世界に戻れる。例え数秒前までニコニコ笑顔で授業を受けていたとしても、とりあえずパソコンさえ閉じてしまえば「なにこの授業、しんど」とか真顔で言っても全然オッケーなのである(笑)え?わたしはそんな腹黒いことはしていませんよ(笑)
今までは通学に片道1時間かかっていたし、オフからオン、オンからオフに切り替えるまでそれなりに時間があったけど、オンラインだとそれが一瞬でできてしまうのでなんだか不思議な感じがする。だから、授業が終わってすぐにドライブに行ってそのへんの道を走っているとき、「あ~つい30分ほど前まで〇〇先生としゃべってたのに、もうわたしはこんなところまで車で来てしまった。変な感じだな」といつも思う。でもそれはそれで楽しいというか、今までにない時間の使い方や過ごし方ができておもしろい。
 
今まで以上に「音」に敏感になる
けっこう些細な音まで拾うので、誰かの部屋からちょっとした雑音が聞こえてくると、それに気を取られて先生の話を聞き流すことがよくある*1。なんでそんな音まで拾うねん、というような変な音まで拾うときがあるので、そこがちょっとネックである。
そんな感じで非常に音には気を遣わなければいけないので、「〇時から〇時まで授業やから、その間はなるべく静かにしといて!」とかっていうのを家族に言うのがちょっとめんどくさい。これは家族と同居しながらオンライン授業&リモートワークしている人あるあるだと思う。それでもなんか、ちょっとした音がリビングから聞こえてきたりすると、「あ、今の音拾ったかな、、、聞こえてたらどうしよう、、、」とかって気になって、一気に授業に集中できなくなる。つらい。どうにかしたい。
 
とりあえず疲れる
オンライン授業はとにかくいろんな側面で疲れる。
まず、パソコンの画面を90分ずーっと集中して見てるのがしんどい。単純に目が疲れる。
そして、大学院の授業だから受講者が数えるほどしかいないので、常に「見られてる」感がすごくてしんどい。まあ、この人数だとたぶんふつうに大学で授業を受けてても常に気は抜けない状態なんだとは思うけど、こうして画面に大々的に自分の顔が映ってると、女子的にはやっぱりビジュアルも気になるし(笑)それを意識しながら授業を受けるのはなかなかしんどいところがある。
あと、これはわたしだけかもしれないけど、先生の話に対してある程度の反応を示さなきゃいけないのが意外としんどい。この授業形態だと、先生たちもほんとにわたしたちが話を聞いているのか、理解しているかがわかりづらいと思うので、要所要所で少し頷いてみたり、「😊」みたいにニコっとして先生と積極的にコミュニケーションを取っているのだけど、それに集中しすぎて授業内容を聞き逃すことがけっこうある。本末転倒である。
それに、わたしがホーム感ありありなせいで?先生方もほかの院生よりわたしに話を振ることが多く、突然「よしださんはどう?😊」みたいに言われるのでほんとに気が抜けない!(笑)まあそうやって頼ってくださるのはとてもうれしいのだけれど、いつ話を振られてもいいようにコメントを考えながら授業を受けないといけないので、もう頭がパンク寸前でおっつかなくなる(笑)なので、オンライン授業が終わったあとはいつもの授業以上に疲労感がすごい。
 
 
結論「やっぱりちゃんと大学で授業してみんなに会いたい」(号泣)
こんな状況でもオンラインを使って授業ができて、先生やほかの院生とやりとりできるのは素直にうれしいし、改めて、情報化社会のありがたみとか技術のすごさを感じる。もう通学に時間かけるのめんどくさいから、今後も適度にこういう形態の授業取り入れればえーやんか、と思ったりすることもある。
でも、やっぱり本来のように、大学でみんなと直接顔を合わせて授業を受けたり、雑談したりしたい、、、という思いは日に日に強くなっている気がする。
 
この前、とある先生の授業を受けたとき、こんなことをおっしゃっていた。
「こんな状況でも週に1.2回は会議で大学に行かなきゃいけないんだけど、まあ〜〜〜寂しいよ。もうね、死んでるね(笑)やっぱり人がいてこその大学だなと思いますね。」
 
学生数が多すぎて鬱になりそうなくらい(笑)人で溢れかえっていた大学。そんな大学から学生が消える日がくるなんて全然想像もしていなかったし、今でも想像がつかない。でも先生のおっしゃるように、それはそれはとても寂しくて、非現実的な光景なのだと思う。
 
わたしたちは流されるように日々を過ごすなかで、時として「当たり前」を見失う。そして、こうして何かしらの形で「当たり前」を失ったとき、はじめて「当たり前」があることのありがたさ、素晴らしさに気づく。
「当たり前」のことなんてこの世になにひとつないのに、こんなことにならないとそれに気が付けないなんて。ほんとうに人間というのは愚かな生き物だと思う。
だから、このコロナ騒動によってもっと「当たり前」に感謝できる世の中になればいいなと思うし、わたしもこれまで以上に今ある幸せに感謝して、「当たり前が当たり前じゃない」ことを心に留めながら毎日を生きていける人になりたいと思う。

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わたしが最後に大学に行ったとき(3/27)に撮った写真。雨降ってたけど、枝垂れ桜がとてもきれいだった。このときはまさか、春学期の授業がすべてなくなるなんて思ってもみなかったなあ、、、(ついでに言うと2週間後に手術することになるなんて思ってもみなかった笑)。

 

近い将来、また笑顔で大学に通える日が来ますように。

 
 

*1:人数が多い授業は基本みんなミュートにしているらしいけど、わたしの場合は大学院の授業で人数が少なく、頻繁に意見交換をおこなうので全員常にスピーカーをオンにしている。