年末年始、私はとても病んでいた。
なにか特別大きな悲しい出来事があったわけではないが、細々とした未来への不安や心配・恐怖が積み重なり、心がボロボロになっていた。
年末にはギリギリ我慢できていたが、年始にそれが爆発。年が明けてからは、毎日のように泣いていた。
「死にたい」ー。
久しぶりにそう思った。
なにか気分をリフレッシュできることや、心を浄化できる“イベント”が必要だと思った。
そこで私は「東京の神社仏閣をめぐる1泊2日旅行」を計画した。
東京には行きたい神社仏閣がたくさんあるので「この機会に行ってみよう」と、ホテルが安くなる日程を狙って計画を立てた。
「この旅行で、少しでも心が元気になりますように……」
そう願いを込めて。
1月8日(祝)
朝9時過ぎの新幹線で出発。米原付近で雪が降っていた影響により、一部区間で徐行運転となった。
滋賀に入ってから1時間弱、ずっとこんな景色だった。すごかった。
名古屋が近づくと、一気に快晴に。富士山もしっかり見えた。
徐行運転だったため、降車駅の品川には6分遅れで到着した。それだけでもかなりの神経を使った*1というのに、品川から目的地(原宿)へ向かう山手線も、わずかながらに遅れが生じていて、しばらく駅で待たされた。
この時点で、ちょっと、嫌な予感がした。
まずは、原宿から徒歩1分の場所にある明治神宮へ。参拝は二度目。2019年11月の国民祭典*2の時以来だった。
あの時は、今ほどスピリチュアルに興味がなかった&ちょうど出雲大社の神在祭の期間で神様がいなかったため「ふーん、へーえ、ほーん」という感想しかなかった(どんなだ)。
ので、今のこの「ある程度、神様や神社のことを感じ取れるようになった自分」で改めて参拝してみたかったのだ。
しかし、残念ながら今回も「ふーん、へーえ、ほーん」だった。笑
なぜかいつもみたいに神様の気をうまく感じることができず、そして神社の空気感に馴染めることができず、すっごくモヤモヤした。
私のコンディションが悪かったのか、あまりの人の多さに圧倒されて*3「神様アンテナ」がうまく機能しなかったのか、そもそも明治神宮との相性が良くないのか……。まぁ、おそらく、全部でしょう。
それだけでも嫌だったのに、一方通行だったことを知らなかったせいで、本殿付近には10分弱しかいられなかった。本殿でサクッと参拝後に授与所を目指して進んでいたら、気づいたら帰り道まで来ていてびっくりした。「は?」と思った😂最後にもう一度、本殿に立ち寄ってから帰りたかったのに……。
最後におみくじも引いたけど、今ひとつ意味がわからず再度「は?」となった。なので、かなり不機嫌な顔で神社を出た。
「次の豊川稲荷が本命だから。そこで良い空気を味わおう」
そう思っていた、はずなのに……。