12月中旬
わたしは
ひとつのミッションを遂行した
このミッションは
わたしが約2年半前から抱き続けていた
「これまでの人生で一番叶えたい願い」
を叶えるための
一世一代の大プロジェクトだった
数ヶ月前から熟考に熟考を重ね
念入りに準備した
そして
あちこちの神社仏閣に出向き
「お願いします」と
何度も何度も頭を下げた
うつ病の身体に鞭を打ちながら
ありとあらゆることを努力した
やれることは
一通り全部やった
ある意味これは
わたしの25年間の人生をかけた
ひとつの「闘い」でもあった
しかし
そのプロジェクトは
失敗に終わった
約2年半
ずっと、ずっと祈り続けていた
わたしの切なる願いは叶わず
予想だにしていなかった形で
夢が散った
それはまるで
大事に大事に育て続けていた芽を
乱暴にむしり取られ
二度と芽が出ないように
二度と花が咲かないように
わたしの願いや
これまでの努力を嘲笑いながら
全てを踏み躙られたような体験だった
わたしの何がいけなかったのだろうか
わたしの何がダメだったのだろうか
こんなに努力したのに
こんなに頑張ったのに
こんなに信心したのに
なぜわたしは
こんなにも傷だらけに
ならないといけないのだろうか
これまでの25年間
何をやっても報われず
誰からも理解されず
常に孤独で
驚くほどに辛いことしかない人生だった
それでも
生きてさえいれば
必ずいいことがあると
真面目にコツコツ
努力を続けていれば
いつか必ず報われると
わずかな希望を信じて
今日まで生きてきた
不登校や引きこもりになっても
うつ病になっても
めげずに
前を向いて
生きてこれたのは
その先の明るい未来を
信じていたからである
「努力は必ず報われる」と
信じたかったからである
しかし
これほどまでに
辛い出来事や
努力が報われない出来事が続いてしまうと
さすがのわたしも耐えれない
もうこれ以上
社会の理不尽さや残酷さ
孤独感に
向き合うことはできない
この先の未来を信じることが
自分の将来に希望を見出すことが
どうしてもできない
これから
どうやって生きていけば良いのか
何を支えに生きていけば良いのか
いくら考えてもわからない
その後わたしは
そして
ほぼ寝たきりの状態になった
眠るか
泣くか
過呼吸になるか
自殺の方法を考えるか
そんなことばかりを繰り返す
過去最低レベルで
散々なクリスマスと年越しだった
年が明け
声は少しだけ出るようになった
しかし
日によってまちまちで
急に出なくなることも多い*2
一進一退という感じで
なかなか良くならない
身体のだる重さは引き続き変わらずで
昨年1〜4月の
うつ症状が一番ひどかった時期以上に
ベットで過ごす時間が多い
洗濯を片付ける気にもならず
机には洗濯物の山がどっしり
もちろん
身なりを整えることなんて到底できず
やけ食い、やけ酒をしたくなる日もあるが
そうじゃない日は
ご飯を食べることすら
というか
ベッドから起き上がって
椅子に座ることすらできない
なんてこった
このままでは
もはや大学院に復学するどころか
退学する羽目になるかもしれない
というかもう…
そうしてしまいたい
光を失ったあの日から
2週間近くが経つ
しかしわたしは
未だ現状を受け入れることができていない
というかたぶん
この現実を受け入れることができる日なんか
永遠に
こない
死にたい
というより
今すぐこの世から
消えてしまいたい
ここ数日は
そんなことを
ぐるぐると
考え続けている
それだけで
1日が終わる
それでも
力強く
前を向いて生きていく道を選ぶのか
それとも
…
答えが出る日は
まだもうしばらく
先になりそうだ