(私から見て)誤った考え方や思想を持ちながら不登校の子どもと接しているその学生教師は、もちろん厄介な存在である。
しかし、一歩引いた視点で俯瞰して問題を考えなければいけない社会学者でありながら、その人の表の部分だけを見て間違った評価を堂々と下している指導教員の方が、個人的には何倍も罪は重いと思う。
こういう思想を持つ人が「社会学の研究者」を名乗っているから、そしてそういう人に限って“世渡り”がうまいので出世して発言に重みが出てしまうから、この社会は一向に良くならないのだろうなと思った。
またひとつ、私はこの世の理不尽さに触れてしまったような気がした。
悲しかった。
これに加えてさらに厄介だったのは、その学生が「修士を卒業したら博士課程への進学も考えている」と言っていたことだった。
もしこのまま、私が今の指導教員のもとで博士課程へ進んだとしたら……地獄絵図になることは目に見えている。😂
正直、あまりにも2人と価値観が違いすぎて戦争になるのではすらないかと思う。
悩んだ私は、
「もし博士に進学するのだとしても、とりあえず今の指導教員からは離れよう」
と決めた。
新しい指導教員の先生は、私の中で3人の先生が候補に上がっていた*1。
で、12月のはじめくらいに、その中で一番相性が良くて一番指導を受けたいと思っている先生*2にこの件について相談してみることにした。
すると、その先生は来年度(2023年4月から)は他大学に研修に行くらしく、2024年3月までは授業も持たない&ゼミの指導教員にもなれない、と言われた。
だから、「もし自分が指導教員になるとしても、2024年4月以降じゃないと無理だよ」と。
その時私は、少しだけホッとした。
というのも、
「もし博士に進学するとしたら、1年間の猶予を経てから進学するのもアリかも」
という考えがぼんやりと頭の中にあったからである。