スプーンひとさじのしあわせ

京都府宇治市在住。2021年にうつ病を患いましたが、なんとか生きています。思ったことをありのまま、マイペースにゆるっと綴ってます。

神社仏閣巡りが趣味の大学院生、ついに出雲大社の「神在祭・縁結大祭」に呼ばれる。⑥

なぜか知らないけど、3:00 目が覚めた。

(早くない?笑)

旅行のときはだいたい途中で目が覚めるのだけれど、今回は一向に寝られず、結局そのままずっと起きていた。

睡眠時間自体は4時間弱くらいはあるはずので、まぁそれなりに〜てな感じだったけれど、とにかく眠くて眠くてしょうがなかった。

身体も重くてすごくしんどくて、いろんなことを考えたら不安すぎて心細すぎて、布団の中でずっと泣いていた。

 

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だんだんと外が明るくなってきたので、朝食バイキングへ行くことにした。

 

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6:30から営業開始なのに、35分くらいに行くと既にたくさんの人がいておったまげた。

「みんなこれから出雲大社に行くのかな……」

と思うと気が重くなった。

敵?が多いのは困る。

 

ちなみに客層は色々で、

私みたいに20〜30代女性と思われる人が1人で来ていたり、

私と同世代くらいの人が親子で来ていたり、

老夫婦が来ていたり、

小さい子(小学生くらいの子)が母親と来ていたり、

サラリーマンと思われる男の人が来ていたりで、

すごく幅広くてびっくりした。

飛行機もそうだったけど、意外と客層はバラけるのね。

 

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なんかもう、眠いのと、色々不安なのと、最初に食べた湯豆腐がめちゃくちゃまずかったのとで😂

最初はぼろぼろ泣きながら食べていた。

しかし、だんだんと目が覚めて調子が出てきた&チョコが練り込んであるパンが思いの外美味しかったので🤣

ちょっとずつ元気になっていった。

 

一旦部屋に戻り、身なりを再度整えてからチェックアウトした。

出雲大社へ行く前に、近くにある稲佐の浜に立ち寄りたかったのだけれど、バスだと時間がかかるし、そもそもメンタル的にバスに乗る気分ではなかったので、タクシーで行くことにした。

出雲市駅まで行かないといけないかな」と思ったけれど、ホテルを出たら目の前に「空車」のタクシーが1台!なんてラッキーな!

 

しかも、その運転手のおじちゃんがすごく良い人で、出雲大社や稲作の浜のことはもちろん、おすすめのお蕎麦屋さんや町のことまで色んな話をしてくださって、すごく嬉しかった。

 

「稲作の浜にお砂取り*1に行くの?😊」

「そうなんです😊」

「でへ〜😊そうなんだぁ〜😊」

 

「お蕎麦はね〜、どこで食べても一緒だよ😆」

「😂」

 

「ぜんざいも食べたい?😊」

「食べたいです😊」

「だよね〜😊お蕎麦と一緒に食べれるところがいいね〜😊」

「😊」

 

「どこから来たの?😊」

「京都です😊」

「京都!京都の人乗せたの初めてかもしれない〜!😊」

「えへ😊」

 

めちゃくちゃ和やかな時間だった。

 

降りるときも

「楽しんできてね!😊」

と素敵な笑顔で送り出してくださって、とても幸せな気持ちになった。

私がこの後も1日穏やかな気持ちで過ごせたのは、旅のはじめにこのお方に会えたからだと思う。

タクシー会社とお名前をメモして置かなかったことを、今とても後悔している*2

 

今ここで改めてお礼を述べたい。

あの時の運転手さん、わたしにささやかな幸せを届けてくださってありがとうございました!

 

*1:稲佐の浜のお砂を採取し、出雲大社にある素戔社のお砂と交換してそれを持ち帰ると、ご利益があるらしい。

*2:わたしはわりと、こういうのはすぐに意見を送るタイプなので、普段市バスに乗るときなんかも、運転手さんの名前は必ずチェックしてる。良いものは良い、悪いものは悪いとはっきり言わないと、心地よい社会は作れないと思うからである。