晴明神社からわたしが通う佛教大学までは、車で約10-15分ほどである。いつも車を置いているコインパーキングは大学から徒歩1分のところにあるので、そんなに遠い距離ではない。
大学までのルートは大きくわけて2つある。
手書きの雑な地図で申し訳ないが(笑)
①は、神社を出てそのまま堀川通を北へと進み、北大路通に出るルート。
②は、神社を出てすぐの交差点を左折して今出川通を進み、途中で右折して千本通りに出るルートである。
もちろん、ほかにも色んなルートはあると思うが、私の中ではこの2択だった。
どちらのルートで行くか、神社を出るぎりぎりまで悩んでいた。
けれど、できるだけ早く大嫌いな堀川通から抜け出したいと思い(笑)②のルートで行くことにした。
今思えば、これが全ての元凶だった。
コインパーキングを出ると、三車線の道にわかれている。
この後すぐの交差点で左折したいので、本来なら一番左の車線へ行きたいところであるが、京都市内の中心部は停車車両が謎に大量発生しているので、だいたいどの通りも一番左の車線は停車車両が邪魔で通れない。
そのため、交差点のギリギリまで左から2番目(真ん中)の車線を走ることにした。
交差点が近づくと、①左折②直進③右折、という3つの車線にわかれた。
ウィンカーを出して一番左の左折レーンへ行こうとしたら、ハザードを出して停まっている黒のワゴン車(A)が目についた。
とりあえずそのワゴン車を抜かして前に出ようとしたが、そこには既に、左折のウィンカーを出した車(B)が停車していた。
その車を見つけたのと同時ぐらいに、なんともタイミングの悪いことに、信号が直進のみの青信号に変わった。
つまり、左折レーンはこれ以上動かない。
この時わたしがいたのは、真ん中の直進レーンである。
このままここにいては、後続車に迷惑がかかる。
案の定、後ろの車(C)からクラクションを鳴らされた。
どうしたらいいのだろう、と思ったとき、わたしの2台後ろにいるパトカーがバックミラー越しに目に入った。
このときの状況は以下のような感じである。
言葉はよく聞こえなかったが、パトカーに乗っている警察官が何か言葉を叫んでいるのがわかった。
おそらく、わたしに向かって「青だから進みなさい」というようなことを言っていたのだと思う。
パニックになったわたしは、とりあえず後続車が直進できるように、やや左寄りに車を移動させた。次の図(緑)のような感じである。
このへんは記憶が曖昧なのだけど、そのときに警察からマイク越しに注意され?なんかよくわからないけど「わたし、たぶん左折した先で警察に止められるな…」と悟った。
その後すぐに左折レーンが青信号になった。
左折した先で、やはりさっきの2台後ろにいた警察官に止められた。