運転中に警察に止められる、というのは、人生ではじめての経験だった。
パニックになりながら警察(おっさん)の誘導に従い車を停車させようとすると、場所が悪かったらしく派手に怒鳴られてしまった。
「ああもう、そういうとこですよ!!!!???」と、さもわたしの運転が悪いとでも言いたげな感じでとても腹が立った。
なんなのよ、普段のわたしがどれだけ安全運転に気をつけてるかも知らないくせに*1、と思って悲しかった。
指定された場所で泣きそうになりながら力いっぱいブレーキを踏んで停まっていると、
「なんでP(パーキング)にしてないの!!!?危ないから!!!!!そんなこともできひんのですか!!!?早く!!!!サイドブレーキも!!!!」
みたいな感じでまた怒鳴られた。
いやまぁそれはわたしが悪いけど、そもそもこんな状況で冷静でいられるわけがない。
慌ててPに入れてサイドブレーキを踏んで窓を開けると…なんて言われたんやっけな?
(忘れました笑)
なんかごちゃごちゃ言われたので、
「停車車両が邪魔で左折レーンにうまく行けなかった」
というようなことを言ったら、たしかその警察は
「あれは停車車両じゃない!!!左折のウィンカーを出してちゃんと順番待ちしていた車だった!!!!」
とキレ気味に主張した。
そうなのである。
実は例の停車車両は、あの後すぐに左折のウィンカーを出して、わたしが警察に車を止められている隙にさくっと左折して逃げて行ったのだ。
きっとわたしに対する注意喚起で警察の存在に気づいて、慌ててどっか行ったのだと思う。
が、たぶんこのおっさんは、あの車が左折のウィンカーを出す前にハザードを出していたことを知らないのだろう。
それゆえ「理不尽な動きをしたお前が悪い」という論調は変わらず、一方的に怒鳴られ続けた。
パニックと恐怖が限界に達したわたしは、過呼吸を起こした。
俗に言う「パニック発作」というやつである。
今までにもパニック発作を引き起こしたことは何度もある。
が、外出先(人前)でここまでひどい過呼吸を起こしたのは初めてだった。
こういう時は吸っても吸っても息ができず、余計にどうしていいかわからなくなる。
周りには知ってる人もいないし、むしろ敵しかいない。
何も悪いことをしていないのに捕まるのだろうか、いつまで怒られ続けなきゃいけないのだろうか、なんでわたしがこんな目に遭わなきゃいけないのだろうか、、、?
色んな考えが頭をぐるぐるして、自分でもどうすればいいかわからなかった。
過呼吸になりながら、声を出して泣いた。
*1:基本的にスピードは出さず、安全第一に運転することを心がけている。そして、道を譲れる時は歩行者や車にじゃんじゃん道を譲って世の中をちょっと平和にしてる(笑)知らんけど。