先月ディズニープラス*1に入っていろんな映画を鑑賞した*2。本当にいろんな作品を観たのだけれど、どうせ何日かしたらすべての内容をきれいさっぱり忘れると思うので(笑)ほぼ自分の記録用に感想をまとめる。
ソウルフルワールド
わたしがわざわざディズニープラスに登録したのは、これを観るためである。予告を観たときからずっと気になっていて、どうしても観たかった。
夢を叶えることは、とても素敵なことである。でもたとえ夢が叶ったとしても、それで世界が変わるわけではない。それはあくまで“人生のきらめき”のうちのひとつにすぎないからだ。
終盤に出てきた“魚の話”がとても印象的だった。
「僕は海を見つけたいんだ。」
「海だって?今いる場所だよ。」
「これは水だ。僕が欲しいのは海なんだ。」
このように、わたしたちは“夢を叶えること”に囚われすぎるあまり、本当に大事なものを見落としてしまっていることが多々あるのだと思う。
わたしはこの映画を観て、手術直後の自分を思い出した。
あの頃のわたしは、何気ないことのひとつひとつにきらめきを感じ、「生きるっていいな😊」と心の底から思っていた。当たり前に歩けて人と話せる喜びとか、おいしいご飯をお腹いっぱい食べられる幸福感とか、音楽の力の偉大さとか、自然の美しさとか、、、本当に「そんなの人生を懸けることじゃない、ただの生活だ」というようなことにまでいちいち幸せを感じて生きていた。生きる上で一番大切なのは、このときみたいに「一瞬一瞬を大切に生きること」だったのだ。そのことをこの映画は改めて思い出させてくれた。
今までのピクサー作品とは一味ちがうストーリーにとても心を打たれたし、ふつうにいい映画だと思った。泣いた。でも正直、「こんなにも絶賛されるほどかなあ、、、」という気もしてる。ちょっと期待値上げすぎたかな(笑)
トイストーリー4
映画観で観て以来、二度目の鑑賞。じつはわたし、地味にトイストーリーファンである*3。
「誰かのおもちゃでいることは本当にしあわせなことなのか?」
「危険を冒してまで仲間を助けることは本当に良いことなのか?」
主人公のウッディは、今まで当たり前に「正しい」と思っていた自分の信念の数々を初めて疑う。それらがものすごくリアルかつ社会学的*4なので、個人的にはわりと好きな作品だな~と、映画館で観たときから思っていた。し、今回もそう思った。
が、それはあくまで「ひとつの映画」として観たときの話で、「トイストーリーの続編」として観るとまた話はちがってくる。
やっぱりトイストーリーはトイストーリーでなくちゃダメ!だと、いちトイストーリーファンとしては思う。いくら社会学的な問いを立てたとしてもそこは貫いてほしかったし、一応はディズニー映画なのだから、最後は“ディズニー映画らしい”終わり方をしてほしかった。こんななら3までできれいに終わった方がよっぽど良かったし、誰も傷つけずに済んだと思う。
つまり、何が言いたいかと言うと、
「おもちゃに色恋沙汰はいらん!!!!!」
(笑)
ベイマックス
昔一度だけ、大学の友だちというか知り合いの家*5で観たことがあるのだけど、そのときは最後まで観れなかったので*6、今回がほぼ初鑑賞だった。
まあ、ふつうに「いい映画だね」という感じ。特におもしろかったところや感動したところはない(笑)ほかの映画(というよりピクサー作品)に比べるとあまりに単一的で展開がベタすぎるので、個人的にはちょっと物足りない。ただベイマックスが愛おしくてかわいいだけの映画だと思う。
リメンバーミー
「リメンバーミー♪遠く聞こえる~♪」という歌を少年がおばあちゃんらしき人に向かって歌っているシーンをテレビで何度か観て、わたしは勝手に「死にそうなおばあちゃんに向かって少年が“向こうの世界に行っても自分のこと忘れないでね”と言う映画」なのかと思っていた(笑)けど、実際はそんな安っぽい映画じゃなくて(笑)もっとスケールの大きい、学びがたくさんある映画だった。
例の歌のシーンはラストに登場するのだけど、映画を通してそのシーンの役目というか、本当の意味がわかったとき、わたしは大号泣した。「映画でこんなに泣いたのは初めて」というくらい泣いた。めちゃくちゃいい映画だった。全人類におすすめしたい。もっとご先祖さまを大事にしようと思った。
ズートピア
むかーしむかしにテレビで放送されていたのを観て以来の鑑賞。
映像も、音楽も、キャラクターも、ストーリーも、何もかも素晴らしい。かわいくて、カッコよくて、思わず笑ってしまう場面もたくさんある。非常にバランスのとれた映画だと思う。「全部が95点以上の映画!」って感じ。
そして何より、話の内容が深い。深すぎる。
「何もかも理想の世界なんてない。現実は簡単じゃないし、厳しい。でもそれはみんな同じ。立場や種類なんて関係ない。だから、お互いの違いを認め合えばきっとうまくいく!」
前回観たときから「この映画、わりと好きだな」と思ってたけど、今回の鑑賞でより好きになった。もしかしたら、ディズニー映画のなかで一番好きな映画かも。ああ、わたしもニックみたいな身も心もイケメンな人と出会いたい(笑)
インサイド・ヘッド
その名の通り、「人間の頭の中はどうなっているのか?」という話。
生きていると、嫌なことや悲しいことがたくさんある。だから人はみな、楽しいことや幸せなこと、喜びに溢れた生活を求めたくなってしまう。でも、嫌なことや悲しいこと、つらいことがあるからこそ、わたしたちは喜びや幸せを感じることができる。悲しみも、怒りも、恐れも、、、生きていくうえでは全部の感情に役割があって、どれも必要なものだ。そのことが改めてよくわかった映画だった。
涙あり、笑いあり。思わず、「わたしの頭の中もこんななのかな?」と考えてしまう(笑)にしても、ピクサー作品はほんっとうにどれもおもしろくて外れなしなのがすごい。
ミッキー・ドナルド・グーフィーの三銃士
昔っから何度も観てる大好きなアニメ。
「みんなは1人のために!1人はみんなのために!」
いつも思うけれど、なんでアニメのドナルドってこんなにかわいいんだろう。興奮してギャーギャー騒いで、ミッキーに「ごめん。何言ってるかわかんなかった」と言われる姿も、最後にピート(悪者)に「痛い目に遭うのは誰だ?」と言われて「おまえだぁっ!」って後ろから一発殴る姿も本当に全部が愛おしい(笑)
あとミニーちゃんが「わたし、ミッキーと同じ苗字よ!」とうれしそうに喜ぶ場面も死ぬほどかわいかった(笑)マウスって苗字やったん、、、(笑)
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ここに紹介したやつ以外にも本当にたくさんの作品を観たけど、どれもおもしろいものばかりだった。個人的には、昔ディズニーXDで死ぬほど観ていた「スイートライフ」*7を久しぶりに観れたのが一番感動してうれしかった。
ディズニープラス、また機会があれば入会したいな~とは思うけど、退会手続きがクソ面倒だったことを思い出すとたぶんもう入らないかな!(笑)あでぃおす!