今週のお題「暑すぎる」
わたしは夏がきらいだ。
なにせ暑い。クソみたいに暑い。冷え性だから寒い冬もきらいだけど、変な話、寒いときは、ヒートテックを何枚も着込んでカイロを貼りまくればどうにでもなる。でも暑いのは、どうしようもない。だって服脱げないし(笑)
あと、外は死ぬほど暑いというのに、屋内は冷房が効きすぎて寒い、、、という気温差も正直しんどい。わたしは冷房が苦手なので、あまりにも冷房が効きすぎている場所に行くと逆に体調を悪くするし、特に去年、婦人科系の病気が発覚してからは徹底的に身体を冷やさないようにしているので*1、なるべく冷房の風には当たらないようにしている。だから、ひたすらに「暑い」。
しかもなんか、今年の夏はいつもの夏に比べて暑い。ほんとに暑すぎて、先月はあれだけ「この夏は神社巡りに明け暮れるんや!!!いろんな神様に会いに行くんや!!!」と意気込んでいたのに、まじで暑すぎるので今はとてもそんな気分になれない。だって朝6〜7時とかでも既に暑いもん、、、。
わたしが夏をきらう理由はこれだけではない。むしろ、わたしを夏ぎらいにさせている最大の理由はほかにある。それがセミだ。
(ほんとはここで「いら〇とや」あたりが作成したセミの画像が欲しいところだけど、それを載せることすら躊躇してしまうくらいにはセミがきらいなので、今回は画像なしで勘弁してください(笑))
わたしは昔から虫が大の苦手なのだけど、そのなかでもダントツでセミがきらいである。もう「この世で一番」というくらいにきらいである。「G(ゴキブリ)よりもセミがきらいなの?」とよく人に言われるけど、わたしは今までGを数えるほどしか見たことがないので、正直Gの恐ろしさをあまりよくわかっていない。でもたぶん、Gのがまだマシだと思う。というくらい、ほんっとにセミがきらいだ。
だから毎年、七夕の時期になると「今年こそはセミが絶滅危惧種になりますように」とお願いしているのだけど、そんなわたしの願いも虚しく、毎年七夕の頃になると、じわじわと奴らは姿を現し始める。そして今年も、奴らは絶滅危惧種にならないどころか元気よく大量発生し、あちこちでうるさく騒いでいる。どこに行っても奴らがミンミンジリジリと騒いでいるのだから、ほんとうにいやすぎて死にたくなる。夏というのは、セミ嫌いの人間にとっては地獄のような季節なのである。
セミのなにがそんなにいやかって、まあ全部いやなのだけど(笑)一番はやはり、「死んでないのに死んだようにじっとして、何かの拍子に突然ブワッと飛んで、急に暴れだす」という、いわゆる「セミファイナル」的なのがあるところである。
わたしはマンションに住んでいるのだけど、不幸にも隣が雑木林なので、よく変な虫がマンションの廊下に飛んでくる(そして死んでいる)。べつにカナブンとか、名前を知らない小さい謎の虫(笑)は「あー、またか」ってな感じで流せるのだけど、セミだけはもう、ほんとに、ほんとに恐怖でしかない。
ので、毎年この季節になると、家を出る前は必ず母に「(セミ)見て」と言って、家からエレベーターがある場所までの廊下にセミが転がっていないかの確認をお願いする。そして、もしいたら退治してもらう*2。
だいたい毎年、8月を過ぎてくると「見て」という謎のルーティンが定着化してくるので、わたしが何も言わなくても、家を出る頃になると母は「、、、セミか。」と言って家事を中断して廊下を確認しに行ってくれる。ほんとに良く出来た母である。
こうして母が家にいて、確認をお願いできる日は良い。が、母が買い物などに出掛けていて家におらず、1人で家を出なきゃいけない日というも当然ある。その場合もう、ほんとにやばい。セミに怯えすぎて、スローペースかつめちゃくちゃ変な体勢で歩いているので、もしその場面を知り合いに見られたら、わたしは社会的に死んでしまう。しかもまた、そういうときに限ってセミがそのへんに転がってる率が高かったりするので大変である。
もしもそうしてセミが転がっていた場合、わたしは必ず一旦家に引き返す(笑)で、母に「セミがいるから家を出れない」と謎の連絡を入れ、母が帰ってくるのをひたすら待つ。幸い、今までそれで大学の授業とかバイトに遅れた経験はないのだけど*3、仮に「いま家を出ないと確実に間に合わない!」てなことになったとしても、たぶんわたしは家を出られないだろうなと思う。そのくらい、わたしにとってセミ(そしてセミファイナル)は死活問題だ。
助けて、わたしがこの世で1番きらいなセミがとうとう姿を現した😭また今年も奴に怯えながら「そろりそろり」とチョコプラ長田さん(=和泉元彌)みたく道を歩き、奴を見つけては引き返し、「いる。通れぬ😭」と母に謎の電話をかける季節、、、。
— ゆき (@duffyuki224) 2020年7月10日
もちろんセミはマンションの廊下以外にも転がっているので、基本的に夏は常にこんな感じで道を歩いている。ほんとにセミが恐ろしすぎて、この季節は道端に落ちている枯れ葉にさえも怯えるハメになってしまうのでつらい。
が、しかし、今年は例年に比べて奴らを見る機会が圧倒的に少ない。そのへんの道を歩いているときに、たまに奴を見つけて「😱」と思うことはあるけど、その回数は心なしか例年より少ない気がする。
そして、何より、今年に入ってからわたしは一度もマンションで奴を見ていないし、母に退治をお願いしたこともない。毎年数匹は自分でも見かけるし、母に退治してもらうことも多いのだけど、今年はなぜか、ほんとうに見かけない。
あまりに見かけなすぎて、今年は家を出るとき&帰宅時のドキドキ感も、若干控えめである。ほんとに平和的で安心安全なので、「この調子で来年こそは絶滅危惧種に、、、」なんて呑気に思っていたのだけど、この前衝撃的なツイートを見つけた。
【悲報】セミ、35℃超えると熱中症みたいな状態になって寿命前に死ぬ…😭 pic.twitter.com/Y6kR9wTWBo
— こみ太郎@リングフィット (@komi_taro) 2020年8月18日
なんと、あまりに暑すぎると、セミも人間と同じように熱中症になるらしい。ああ、だから今年は奴らを見かける機会が少ないのかと妙に納得した。あまりの暑さに耐えられず、我々の前に姿を現すことなく死んでしまっているのかと、、、。
その衝撃的な事実を知って、ほんのちょっとだけ、わたしははじめて奴らに同情した。ただでさえ寿命が短いのに、暑すぎるせいで、その寿命さえ全うできずに死んでしまうなんてかわいそうだな、、、と思った。
このまま地球温暖化が進んで日本の夏の最高気温がどんどん上がっていったら、そのうちセミは、わたしの願い通り絶滅危惧種になってしまうかもしれない*4。最近あまりに暑すぎるので、このまま気温上昇が続いたとしたら、この先人類は夏をどうやって乗り切っていくのだろうか、、、と真剣に考えることも少なくないのだけど、ひょっとしたら奴らもいま、我々人間と同じことを考えているのかもしれないな、なんて思った。
「暑すぎる」ことによる弊害が人間以外にも、というかまさか、わたしの大嫌いなセミにまで及んでいたとは思いもよらなかった。かわいそうだから、もう二度と「絶滅危惧種になりますように」なんてお願いはしないでおこうと思った。
でもやっぱり、きらいなことには変わりはないから、たとえ絶滅危惧種にならなくとも、せめてわたしの前にはなるべく姿を現さないでほしいなとは思う*5。
p.s.
今日氏神神社に行ったら、たしかにセミの鳴き声はうるさいのだけど(笑)思っていたほどうるさくはなかった気がする。先日、金ローでとなりのトトロを見たあとに、「うちの氏神神社にあるクスノキにもトトロいるかな(*^^*)」と母に言ったら、「トトロはおらんでも、あんたのきらいなセミはようけおるやろ」と言われたけど、みんな暑さにやられてしまったのかもしれない。かわいそうに。南無。