30分以上遅刻して大学へ到着すると、みんな映画鑑賞をしているところだった。
この授業は先生が比較的ゆるい人なので(笑)わりと安心して受講できる。
いつもだいたい授業60分+雑談30分で90分の時間が過ぎていくのだけど、この日もそのパターンだった。
雑談のターンに入ったとき、わたしは「全然話変わるんですけど、さっき起きた理不尽な話してもいいですか」と言って、レジュメの裏に図を書きながら、違反を切られた経緯についてひとつひとつ丁寧に説明した。
先生と受講生2名*1は、わたしの拙い話をものすごく真剣に聞いてくれた。
普段車をよく運転している先生は「これはひどい!!!!」とすごく怒ってくれた。
「こんなところに停車車両あったら、左折したい人はみんな違反(オレンジ線を越える)しないとダメってことじゃんね?」と。
そして、「もしかしたらこれ(停車車両)も警察の仲間*2だったのかもしれないよ!?」と言っていてすごくおもしろかった(笑)
そういう発想、とても先生らしくて好きである。
留学生の女の子は、「そもそも停車車両の前に左折のウィンカー出して停まってた車は、どうやってこの位置に停められたのか?」という指摘をしていてなかなか鋭かった。
そう、たしかに、あの位置に停めようと思ったらオレンジ線を越えて違反しないと確実に無理なのである。
それなのに、偶然警察に見られたわたしだけがお金をむしり取られるのである。
本当に理不尽な世の中である。
そもそも、先生の言う通り、あの停車車両がある限り左折する人はみんな違反者になってしまうのだから、まず対処すべきなのは間違いなく停車車両である。
目に入った時はたまたま左折のウィンカーを出していたかもしれないけど、その数秒前まで堂々とハザードを出して停まっていたのは事実なのだから、それをきちんと見ていなかった&注意しなかった警察にも確実に非があると思う。
それなのに、なぜこんな酷い目に遭わなきゃいけないのか。
「警察も、違反金とか取締数のノルマがあるから仕方ないのかもしれないけど、そんなにノルマを稼ぎたいなら、まずは市内に大量発生している停車車両をどうにかしてくれたらいいのに…」
と先生は言っていたが、本当に「それな」すぎる。
これは京都市内を車で走ったことのある人なら周知の事実だと思うが、京都市内中心部の道路は、停車車両がとにかく多い。
このシリーズの②の記事でも書いた通り、停車車両が多すぎるが故に、どこの道路も一番左の車線はほぼ「ない」に等しい。
信号がない平坦な道ならまだしも、交差点付近でそれをやられると正直たまったもんじゃない。
それゆえ、今回のわたしのように、停車車両が邪魔でうまく左折レーンにいけないパターンもあれば、左折や右折をした先に停車車両が停まっていてなんとなく車線がごたついてしまうパターンもたくさんある。
市内に出れば日常茶飯事とはいえ、本当にイライラする。
道路交通法では、交差点や横断歩道から5メートル以内の場所には車などを停車してはいけないというルールがある。
それにもかかわらず、自分の都合だけで堂々とルールを破って車を停め、多くのドライバーに迷惑をかけているのである。
先生の言う通り、そういう車ほど取り締まるべきではないのか、と思う。
それに加えて、京都市内はめちゃくちゃな運転をしているドライバーが謎に多い。
「あの場所で左折したら危ない」と警察の人は言っていたけれど、今回のわたしなんかよりもよっぽど危なっかしくて悪意ある運転をしているドライバーなんてそんじょそこらに転がっている。
というか、市内を運転するドライバーの6-7割はそういう人だと思う。
それなのに、なぜそっちを放置して、わたしのような純粋な心を持った(笑)ドライバーから違反金を奪い取るのか。
恐喝して、泣かせて、過呼吸にまでさせて、そんなことでノルマを達成してなにがおもしろいのかと思う。
なにが「日本の安全を守る」だよ。
綺麗事はやめてほしい。
あんな汚い手法を使ってお金を稼いでいるなんて、みっともないと思わないのか。
あんたら、どんな顔して家族や身内に「警察官として働いてます」って言ってんだよ、恥ずかしくないのかよ、とか思っていた。