スプーンひとさじのしあわせ

京都府宇治市在住。2021年にうつ病を患いましたが、なんとか生きています。思ったことをありのまま、マイペースにゆるっと綴ってます。

博多&大分1人旅―枕紛失事件―

最終回です。

duffyuki224.hatenablog.com

 

おいしいラーメンを食べたあとは駅構内でお土産を物色。ちょうど新幹線の時間になったので「さあ帰ろう」とコインロッカーに入れておいたスーツケースを取り出し、新幹線の改札口に向かった。が、なにかがおかしい。

、、、軽い。

スーツケースが明らかに軽い。

朝、ホテルから博多駅までコロコロさせる間も「???なんか軽いな???」とは思っていたのだけど、やっぱりなんかおかしい。荷物の量は行きとそんなに変わってないはずなのに、なぜこんなに軽いのだろう、、、?と考えたとき、わたしはとんでもないことを思い出した。

 

枕だ!!!!!ホテルに枕忘れた!!!!!

 

わたしはホテルのふかふか枕が大嫌いなので、旅行のときはいつも自分の枕を持って行っている。今回も同じように枕を持って行っていたのだけど、どうやらそのマイ枕をうっかりホテルに忘れてきてしまったらしい。

そのことを思い出したのが新幹線改札口の目の前だったので、「もう今日はこのまま帰って、あとでホテルから送ってもらおうかな~」とも思ったけど、馬鹿高い送料を取られることを考えると、多少面倒でもいま取りに戻ったほうがいい。というか、そうしないと今日帰ったときに枕ないと困るし!(笑)てなわけで、とりあえず新幹線の時間を変更し、ホテルに電話して取りに戻ることにした。

 

が、ホテルの人からは衝撃的なことを言われた。

「そのような忘れ物はございません。」

一瞬、なにを言われたのかよくわからなかった。

いやいやいや、ちょっと待ってくれ。枕やで?イヤリングとかちょっとした小物とかやったらわかるけど、枕やで???ベッドの上にぼーんと置いてある枕やで???忘れてたら絶対わかるくない????(笑)“ない”ってこと、ある????(笑)

あまりに衝撃的すぎて言葉を失った。当然「あるもの」と思っていたので、「ない」と言われることを1ミリも想像していなかった。

 

とりあえずもう一度探してもらうことにしたのだけど、「どのような特徴のものでしょうか」「色や形はどんなものでしょうか」と聞かれたのがなんだかとても馬鹿らしく思えてきて、思わず「ふつうの!!!!ごく一般的なふつうの枕です!!!!」とキレ気味に返してしまった。枕に特徴なんてあるか!!!!!枕は枕じゃ!!!!!ばかやろう!!!!!

で、探し終えたらまた連絡すると言われたので、仕方なく駅前でイルミネーションを見ながら1人ボーッとした。

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悲しいくらいにきれいだった。

 

しかし、30分近く経ってもホテルから電話がかかってこない。

最終の新幹線は21時すぎだったから、まだ時間的な余裕はあったけど(この時点で18時30分くらいだった)、いい加減わたしもできることなら早く帰りたい(笑)ので、再度ホテルに電話し、もし見つかったら家に送ってもらうことにした。

そしたらホテルの人はこう言った。

「確認しましたがそのような忘れ物はございませんでした。」

 

ああ、そうですか。

あんな大きな忘れ物がございませんでしたか。

じゃあわたしの枕はどこに行ったんですか。

清掃するとき絶対目に入りますよね。

というか、ないならないで、確認した旨連絡くれませんか。

わたしから電話しなかったらきっとこのまま放置でしたよね。

確認後連絡するって言ったのあなたですよね。

、、、なんじゃこのホテル!!!!!!!(笑)

 

というわけで、なんとも言えないモヤモヤした気持ちを抱えながら、わたしは予定より1時間おそい新幹線で帰路に着くことに、、、。さようなら博多、、、わたしの枕とともに、、、、。

京都に着くまでの約3時間、ひたすらにこの旅の思い出を振り返る文章を書いた(それがこの一連のブログ記事である)。気持ちを落ち着かせるにはやはり、コツコツと我を忘れて文章を書くのが一番いい。おかげで京都までストレスを持ち込まずに済んだ。

 

結局、わたしの枕がどこに行ったのかはいまだにわからない。でもやっぱり、どう考えてもおかしいと思ってる(笑)

じゃらんの口コミはわりと良かったのに、チェックインのときのフロント対応&わからないことがあって部屋からフロントに電話したときの対応がけっこう雑だったので、「あー、このホテルあんまりやな、やっぱり所詮口コミは口コミやな、まあ寝るだけやしべつにいいわ」とか思ってたけど、全然良くなかったやん!!!!!(笑)わたしの枕~~~~~!!!!!😭笑

でもまあ、これももしかしたら「お前、あの枕そろそろ替え時やで。これを機に新しいの買ったらどう?」という神様か誰かからのお告げかもしれないなあ、、、と、勝手に都合よく解釈することにした。、、、うん、きっとそうだったんだ、、、(笑)

 

そんなこんなで、最後は予想外の事件(笑)が起きてバタバタしたけれど、はじめての博多&大分一人旅自体はお天気にも人にも恵まれ、いろんな神様たちとも仲良くなれて、とても充実した幸せな2日間だった。やっぱり旅行はいいな~と改めて思った。

またいつか行けるように。その日を楽しみに、今日もわたしは研究に勤しむ(ほんまかい)。